(あばうとアーチェリー 2017年12月)
早くも1年が終わろうとしている。じきに年末年始で色々特番組まれて、テレビ番組録画にブルーレイやDVDレコーダーが活躍する。え? 最近の若者は、テレビなんてそんなに観てない?
我が家のレコーダーにはキーワード登録のひとつに「アーチェリー」を設定したので、この単語が含まれる番組を自動録画する。
事前チェックのために「YAHOO!テレビ」等で同様にキーワード登録していますが、お知らせメール機能は無いので、マメに自分でウェブサイトをチェックしていないと気づかずに放送終了している事も。ゆえにレコーダーの自動録画はありがたい。
当然私の望んでいる番組はドキュメンタリーやスポーツニュース。しかし「アーチェリー」を含むすべての番組になるので、時たまに不要の番組が録画される事もある。もともとアーチェリー関連の番組なんて、めったにないけどね。
少し前の事ですが、なぜかサスペンスドラマがキーワード録画の結果に表示されていて、なんじゃこりゃ? と思い、確認のために流し観ていたら・・・作中にアーチェリーが凶器で使われてた。番組内容紹介データの中に「アーチェリー」って単語が含まれていたんでしょうな。
「法医学教室の事件ファイル パラシュートで舞い降りた美女の死体 復讐殺人? ミステリーの女王が女医に残した遺言の"裏の顔"」
ううっ、タイトル長い。
フィクションでアーチェリーが出てくる場合って、ミステリーが多い。そして大概はツッコミどころが満載だったりする。
今回のツッコミは、
「学生時代アーチェリー部だった人が、ベアボウで射てるわけないじゃん!」
基本リカーブか、大学生でもコンパウンドしかないよ。大学アーチェリー部でBB(ベアボウ)って聞かないなぁ。たまたま犯人がBB好きだった? ちょっと無理があるなあ。
でも現場に残された弓は、往年のヤマハ製(そう、楽器とかで有名なあのヤマハ。長年弓具を生産してた。私も使ってた)。
凶器として現行品(HOYTやWINやその他)を使うのはイメージが悪いので弓具メーカーとしては良しとしないからでしょう。ヤマハはすでに2002年にアーチェリー用品から撤退してるので、これなら問題なしという所か。
「他、ネタバレになっちゃうので詳しく書かないけど、あの方法で殺すのは無理!」だと思う。知らない人が考えると、ああなるんだろうなあ。あいまいな書き方しかできないけど。
凶器じゃなくて、単純に登場人物がアーチェリーを引いている事も、たまーにある。その昔「仮面ライダーキバ」17話で出てきた時もツッコミどころ満載だったけど。ウェブサイトの掲示板に書き込みした記憶があるので過去ログを検索したら、2008年。
まあ、あくまでもフィクションだから。事実とは大きく違うので、ごっちゃにしないでね、って気持ち。
ミステリーといえば、ベストセラー作家の東野圭吾さんは大学時代にアーチェリー部の主将だったため、アーチェリーを絡ませた作品がいくつかある。経験者なので無理な設定はない。大仰に扱う事はせず、そこはかとなくアーチェリーを登場させている。
勝手な想像だが、東野さんは今でもアーチェリーに愛情があって、少しでも普及してくれればと思ってくれてるんじゃないかと。もしや今でも射場に行ってるとか? そりゃないか。多忙でしょうし。
でもアーチャーだった経験から、小説では絶対に弓矢を引いて人を殺したりはしない。そう、そうなのよ。アーチェリーを悪者にしたくないもんね。とても納得できる心情なのだ。
そんな想像から好感を持っている。でも私の好きな作品は、弓と関係ない「容疑者Xの献身」「白夜行」だけど。
さて弓の話ではないが11月29日に、集英社から、
「パラリンピック ジャンプ」
が創刊されている。週刊ヤングジャンプとスポーツサイトSportivaが共同編集だそうで、パラリンピック競技のコミックを含めたムック本。
A5判、税込1,080円。ウェブサイトを見るとアーチェリーは無いけれど、パラスポーツのコミック誌だなんて、すごい! すごいぞ、集英社!
集英社は パラスポーツ応援サイト「パラスポ+」も運営してるしね。
これは購入して応援したいと、近所の本屋へ。マンガ雑誌コーナーを探したけど見つからず。発行部数少ないだろうから、売れちゃった? 店員さんに尋ねるとマンガではなく、スポーツ雑誌コーナーに1冊だけ残ってた(あるいは仕入れが1冊だけだったのかも?)。なるほど、スポーツコーナーか。
Vol.1というので、次の刊行はいつだろう?
・月刊は絶対に無いと思うから、隔月刊かな?(これもきびしいか)
・季刊かな?(このへんが妥当だろうか)
と思いつつ家に帰ってページをめくり、次号予告を見てみると・・・
2018年秋発売予定!・・・おい! 年刊かよ!
年に1冊予定・・・2020年までの発行予定として(これ以降も発行するとは思えない。逆に発行するなら、集英社を尊敬する)、最後の2020年にはパラ前の夏発行として、順調にいっても計4冊。うーん。
中身はマンガと記事が半々くらい、いや記事の方が多いか?(井上雄彦さんには表紙イラストと対談だけでなく、マンガも描いて欲しかったけど)日本ではオリンピックばかりが話題に上がる中、こういったムック本を出版してくれた集英社にエールを送りたい。
来年もちゃんとVol.2が出るといいなあ・・・。



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