(2017年8月)
子供は夏休み。大人もじきに盆休み。この夏、どこかに出かけた際にアーチェリーをレジャーで遊ぶ事もあるかもね。
ちょっと興味があって、やってみたいなと思う時。面倒なく、すぐに体験できるのがレジャー施設のアーチェリー。観光牧場や、アウトドア施設の中でアーチェリーがあったりする。
初心者にも扱いやすい、軽いウッドボウの弱い弓が準備されていて10本で500円とか600円とか、そのくらいの値段。まあ10本射るのは、あっと言う間だけど。
そうしたレジャー施設にある弓は、ほぼベアボウ(BB)。ベアボウとは、昔ながらの「弓」と言って皆が想像する形。シンプルにハンドルライザーとリム、ストリング(弦)、それだけ。
(正しくはBB競技には、プランジャーやうんと短いスタビライザーやウェイトは使用可能。が、これらはレジャー施設の弓には絶対に付いてない。弓具コストがかかるし、遊びでやるのに必要無いので。競技としてのBBは難しい。的中精度を上げるための付属物が無いわけで、和弓のようだから)
レジャー施設では営業してても、基本的に運営側はアーチェリーに関しては素人なのがほとんど。ゆえに本来なら矢をつがえるためにストリングに付ける、目印のノッキング・ポイント(略してノッポイ)が付いて無い事も多い。
また引き手の指を保護するための、ダブやグローブの貸し出しが無い所も多い。基本、弱い弓だから、無くても可能かと。もちろん、それらを用意すればその分コストがかかるわけだから。用意してある場合はグローブがほとんど。グローブの方が手袋みたいで、初心者の人でも使いやすいからだろう。
私が初めて弓を引いたのは、東北旅行の時の小岩井農場。大昔なので記憶はおぼろげだが、グローブの貸し出しがあったような気がしたが、写真を見ると素手だ。お客さんがいっぱいだったと記憶してる。
大きな看板で弓の引き方説明があって(文字だけか、イラストありかは覚えてない)、その最後に「アーチェリーに興味のある方は何々協会へ」のような一文があったのは覚えている。それが岩手県アーチェリー協会さんだったのか、あるいは全日本アーチェリー連盟だったのか?
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| 小岩井農場にて |
カラー写真が無い時代、ではない! モノクロフィルムを使ってみたいお年頃だったの! 一番手前の弓と腕は妹。背中見せてるのが私。暑かったんだよ。こうして見るとシューティングラインには屋根があって、雨でも大丈夫になってたんだな。忘れてた。
息子の最初の時の写真と、よく似てる。重心が的側(左脚)にあって右足は、おざなり。初心者はこうなるんだな。私はこの写真から数年後にアーチェリーを始めた。
伊豆の、とあるレジャー施設は、ひどかった。的が畳や藁ではなく、目の詰まった厚手の発砲ウレタンボードで、その的を立てている脚は鉄パイプ。だから的に矢が入っても、的を突き抜けて、その金属の脚に当たる。矢の先が潰れた。的に当たったのに矢が壊れるって、なんなんだ?
そこで借りた弓(20か22ポンド)で。的に当たって壊れるのはこちらの責任じゃないと、店側に言いましたけどね。現在も営業してて、動画まで付いたウェブサイトあるけど、今でもあんなひどい的なのかな?
少し前に、宇都宮の会員(弓歴1年)がラウンドワン スタジアム宇都宮店に行ったそう。スポッチャでアーチェリーもできるので、試しにやってきたとの事。どんな様子か聞いてみると・・
・弓はユルユルの14〜16ポンドくらいのベアボウ。
・引き手は、素手。
・矢先は金属製ポイントではなくて、柔らかいゴムみたいなの。
・的面は平面ではなく、電子ダーツのようにボコボコと突起があって矢が刺さるようになっている。(矢が当たると的面がピカピカ光るようだが、その的は壊れていて光らなかった)
なるほどー、小さい子が利用する事も考えるとそうなるのか。
ここは全国展開のチェーン店ですから、他でも仕様は同じではないかな。これはこれで遊びにはいいかも。
レジャー施設も色々あるので、それこそ「当たり外れ」もあるわけで。
それでもとりあえずはアーチェリーを体験できるという意味で、初心者の方には面白いと思う。
旅先で「その地名や県名+アーチェリー」で検索してみると、そういったレジャー施設が出てくるので、興味のある人はチャレンジしてみては。
商売だから、割高だけどね。儲け出さないと。



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